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2007年10月10日

●本屋さんの街 ヘイ・オン・ワイ

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イギリスには本屋でできてる町があるらしい。
それもずいぶん小さな町で、本屋の町としての歴史は1962年にあるおんちゃんが700ポンドでお店を買って古本屋をはじめた日からというから、ずいぶんと短い歴史、なのである。
そして、城を買って一部を本屋にし(!)、そのことがまた話題を呼んで新しい店を開き・・・という循環を続けているうちに、行政が「古書の町」として売り出すことにしたのだとか。その名もヘイ・オン・ワイ。

その後、おんちゃんはヘイ・オン・ワイを独立国にしてしまえ!と1977年には国王を名乗り、書籍を核とする経済的自立をめざしていく。まあここらへんはなんだかすごい勢い。
だけど、やっぱり権力は魔物なのか。権力いうてもホントの権力ではないんだけど、このあたりからちょっと??になってきて、ECからの脱退とかホントの独立とかを言い出してしまい、結局孤高の王様おんちゃんになって果ては自己破産にまでたどり着くのだ。
で、ヘイ・オン・ワイがホントの本の町になったのはここから。破産したおんちゃんは、膨大な在庫をお城の壁沿いにこしらえた棚にずらっと並べ、良心市方式で自由に本を買えるようにしたのだ。やがてはアメリカやらベルギーやらに「姉妹都市」がうまれ、ついにはホントに「本の王国」の法皇様になったと。。。

まあ詳しくは松岡正剛さんの記事を読んで頂くとして、なんだかちょっと楽しい話。
短い秋に、高知でもこんな感じで古書を漁れる町があったらいいのにねえ。
ある意味でこうしたコンセプトが立ったやばい町は、力強いメッセージをじわじわと発してくる。

高知の町はもう歴史とか(新堀川うめたりねえ)景観とか(マンションたちすぎだしねえ)、そういう部分ではとても勝負できそうにないねえ・・・というなかで、なーんかのヒントになりそうだなあとふと思ったのでした。
そうそう、女子大をめぐる知事・県庁・県議会の齟齬の多さも、ヘイ・オン・ワイを知ってしまうと、なんというかどうしようもなくつまらんことでゴタゴタしてるなあと思ったりもして。コンセプトがなあ。この街は。

本屋さんで出来ている山の中の小さな町、ヘイ・オン・ワイ
松岡正剛の千夜千冊

※写真は「Bookshelfさん」より勝手にお借りしてしまいました





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