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2005年12月11日

●NPOフォーラムに参加

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 朝倉のNPOセンターでNPOフォーラム分科会に参加。  この分科会、要は「資金をどうつくるか」というもの。午前中は高知こどもの図書館や砂浜美術館、ワークスみらいなどのNPOの方がそれぞれの現場における資金づくりやその問題点について簡単なレクチャーをしてくれた。

 こどもの図書館は会費収入の比率が高い理想的なNPOで、事業としても成功をおさめている部類に入るんだけど、それが逆に「図書館がNPOでもできる」ということへの[言い訳]となりつつあるといったような話(広く見れば、細かいことは何も考えずに指定管理者制度を導入したい行政に利用される可能性があると思われる)、砂浜美術館は地域外での認知度は高いけど地域での認知度/浸透度が低い問題、事業スキームの変化途上にあるといった話、ワークスみらいでは事業予算の作り方という部分で「荒技」がある云々といった話。
 それぞれなるほどと唸らされる。

 午後は2組に分かれてワークショップ方式で議論。おいらは「自主事業」「受託」をどのように今後パワーアップして行くかという議論チームに入ったんだけど、どうにも今ひとつ盛り上がらない。面白かったのは高知FDの方のお話で、いかにして地域密着を形作るか、その点でいろいろな苦労もしていることがわかった。また、ブランドという付加価値の創出ということが大きな課題であるとも。

 ただ、全体としては企画力をあげるには○○とか、ブログやパソコンスキル(表計算とか)の活用、企画書+報告書の作成スキルの向上といった「それ以前」のことが意外に話の筋になってしまい、深い話には至らない。 ART NPO TACOはそうした点では正直特に問題がないグループなので、もう少し具体的な課題のクリア方法をシミュレーションするとかした方がよいような気がする。
 まあ、そもそも「ワークショップ」方式を採用している段階でそうならざるを得ないんですな。スタッフの方たちに手落ちがあったわけじゃないし、とてもすごいうまい(おいらが仕事でワークショップなんぞをやるときなんかよりずっと・・・!)んだけど、ワークショップという「意見だし」→「意見集約(KJ法)」というやり方を採用してしまうと、どうしても大きなところで話は止まる。
 全員から平等に意見をとるという方法を徹底していたので、ますますそうならざるを得ない。それぞれのNPOの持つ課題か実績を陳列しただけで(それももちろん全てを陳列するわけもなく)、いかにしていくかという部分はあまり出てこないわけである。出てきても、総論的な話になってしまう。だから、いまいち面白くない。

 また、今回のでいうと、福祉、スポーツ、文化、行政、大学といった各機関がグループに入っていたんだけど、それがゆえに逆に共通の○○を見つけにくいという問題もあったような気がする。あ、参加はして良かったですよ、ホントに。


 どちらにしても、NPOの場合には総論として出てくるのは
1.横軸での連携力
2.独自性のある企画力/情報発信力
3.行政との適切な距離をおく力(行政との恊働体制)
 がなければ成立せんなというのが実感ですな。

 いずれにしても、これらはおいらが設立から関わってきた仁淀川お宝探偵団ではいまだにできていないことで、実現するのはなかなか「言うは易し、行なうは難し」。TACOではどれもそこそこ底力があると思うけど、いかにそれを経済に乗せて行くかという部分で素人が多すぎる(w
 だからこういうフォーラムが必要なわけで。






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コメント

 私もとあるNPOの理事をしていますが、行かなくて良かったです。去年で懲りましたので。
 その時間帯は寒風に吹かれてセーリングをしていました。遥かに充実感がありました。「話の話は」私は大嫌いです。

確かに「話の話」になってしまっている感はありました。
おいらは「話の話」になっている場に居るとすぐに眠くなってしまう方なので、一瞬危ない時間帯も(笑)
でもおいらにはまだ勉強になることもあったし、また新しい出会いもあったので、行って良かったなと思います。。。

こどもの図書館は、5周年記念の本を出しました。この記事を見て、興味のある方は、買ってください!
本の中に仁淀川お宝地図の写真も。(2箇所も!)説明文はないけど、「なんでこんなとこに!」とうれしかったです。

香川県のNPOの理事長をしてます。会費収入は全体の数%で事業主体の運営にシフトしています。NPOも株式会社も経営という観点から見れば同じであって、いかに差別化できる事業を展開できるか、そういった専従の人材を集めることが出来るかがポイントです。
我々のNPOは現代アートの輸出入で海外での事業の売り上げが過半を占めます。とくに中国での現代アートの需要が高まっているため、上海にオフィスを設置しています。
また、日本のシステムでは収益事業が制限されるため、当法人では資本金1400万円で株式会社を設立し、収益事業はこちらで行っています。こういった役割分担もこれからは重要ではないでしょうか?

TACOの場合、すぐにそこまでいけるのかどうかわかりませんが、
収益事業がきちんと成長すれば、切り離して会社化することも将来の課題としてはあがっています。ただ、松田さんのところほど大きな事業はたぶんありませんが(笑

 NPOフォーラムご参加ありがとうございました。正直なところ課題だらけです。分科会もまさに「話の話」になっていたと思います。ワークショップである以上、何かが創造され、身になるものにしたかったのですが、今回、臨時で急に参加し、実行委員会も一度しか出席できず、ワークショップの内容をしっかり準備できず、参加者の皆さんにとっては復習の場にもならなかったのではないかと反省しています。
 また、NPOフォーラムはその場限りで、次に続くものが知り合いができるということ以外ではほぼ無いに等しい。
 NPOフォーラムどうすればいいのか?来年は最初から実行委員に入り、何らかの改革が行えないものかと考えています。
 気づいた誰かが係らなきゃ変わらない、まだまだ未熟で何が正しいのかも判らないので、いろいろと教えてください。新しく何かを始めることも大事ですが、今あるものを改善もしたいです。

フォーラム自体には価値があると思うんです。
ただ、せめて分科会の結果をふまえた討議をしてステートメントを出すとか、
何らかの形を残すことも必要かとは思いました。
まあなかなか難しい事なんですが・・・
ぜひ次回もがんばってください!!!!!

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