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2005年10月05日

●沖の島小旅2 「島の朝」

 イルカの群れから離れて数分。
 右舷には姫島(無人島)、左舷に沖の島がみえてくる。沖の島でまず見えてくる集落は母島(もしま)。江戸時代の土予国境紛争のあった時代には伊予領だったという集落だ(当時は母島/弘瀬間での婚姻も認められていなかったとか)。
 豊後水道のはじっこにあたるからか、このあたり、特に波がきつい。ゴツンゴツンと波を越えて行く。

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 8時15分頃には、沖の島弘瀬が見えてくる。ちょうど岩場に貝殻がくっついているのと同じような感じで、山裾にびっちりと集落が固まって張り付いている。でも、思っていたよりは小さい印象(この印象がまた後で・・・)。
 8時20分、弘瀬着。ここで下船。17kの母と祖母に引き連れられて、今日泊まる家に案内してもらう。
 集落はまさに山裾にしかない。平地は、港のところだけで、あとは平らな部分なんてひとつもない。港沿いの道からすぐに細い階段やスロープが集落の中へと続いて行く。

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 17家は、集落のやや右手にあり、玄関周りからすぐ外に海がみえる。おじいちゃんが改造しまくったという家で、たぶん漁船とかで使ったのであろう派手なペンキや黒ペンキで、ところどころセンスよく塗り分けられているのが印象的だ。  波音も、心地よく聞こえてくる距離。この集落では、どこからでも海が見える。そして、着いて間もなく家の近所を少しだけ散歩。きれいに積まれた石垣のなかを、縦横無尽に路地が抜け、海に向かって突き出すように、はたまた石垣と石垣を渡して、洗濯物や海産物を干すための縁台が設けられている。そう、この風景こそ沖の島。

 17家到着後、しばしのんびり。背の低い家で、何もかもがコンパクトにまとまっているけど、路地側の窓辺にはおばあちゃんが道行く人を捕獲するための窓(家の中/外ともに椅子付き)があったり、海の音を聞きながら寝ることのできる和ベッドがあったり。また、屋根続きの土間には、到着後まもなく早速地元のおんちゃんやおじいちゃんがやってきて、おばあちゃんと大きな声でお話会が始まったりしている。
 この地域は幡多弁。「している」が「しちょう」、「すごい」が「ざまに」など、結構言葉としてはかわいらしい言葉が多いところだ。んで、この島に居るあいだに何回も聞いたのが「うっとうしい」。要は「邪魔」とか「めんどくさい」とかそんな意味らしいんだけど、なんだかこれをおばあちゃんとかが言うとかわいらしいやら面白いやら。
「この雨戸はずさんとうっとうしい」とかね。
 そうこうしているうちに、17母が、せっかくだからお祭りの御神輿かついだらえいけんと足袋を買ってきてくれた。いやもうこれはほとんどお断りする理由も無く、いやお断りする間もなく。
 で、9時30分頃には荒倉神社へ。この神社は、弘瀬集落のまさにてっぺんにある神社で、そこまで上がるのでも結構脚がガクガク。ほんと平地が無いので、休むこともできん。とにかく上がるのみ、だ。
 そういえば、この島では荷物を運ぶのに、木で組んだ「担ぎ用」のL字型のリュックのようなものを使っている人が多い。おいらがみたのはお年寄りがメインだったけど、このL字型担ぎ材に荷物をくくりつけて上り下りするわけだ。
 実際、そんなものがなければ、これはきつい! でも、この階段を神輿をかついで降りてくる・・・だなんて、これまた想像を絶する。


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 で、早速想像を絶するところへ。
 神社に到着後、しばしのんびり。境内に大きなアコウの木があって、その気根のはり具合に眼を奪われたりする。
 で、そのうち神社の法被を渡され、お宮の中へ。まさに中ぶりという感じの御神輿のまわりに、体格など考慮して配置が決められて行く。おいらは後綱、17kは前綱、11wは担ぎ役。とりあえず綱は楽なのだと地元のひとが教えてくれる。良かった。おいら喘息持ちですから。
 御神酒。結局2杯くらいもらいながら、まわりの何人かは酒を御神輿にぶっと吹き付けたりしてる。紙パックの安酒だけど、うまい!
 そうこうしているうちに、本殿での祈祷?が終わり、ラッパが吹き鳴られる。一斉に御神輿の周りに付けられた鈴を鳴らし、宮司が神となって神輿へと入る役回りを演じる。おいら、こんな風景を目の前で見た事無いので、もう感動ですよこの段階で。
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 神が神輿に移った後は、布で扉が空かないように神輿を締め付けたりして、いざ出発。基本は長唄?をところどころ挟みながら、「ヨーサンヤ・ヨーサンヤ」というかけ声をかけながら巡行するもの。
 とりあえずおいらたちはどういった経路で、どういった速度で、どこまで巡行するのか、も全く一切わからずに行っているので、戸惑いの連続。綱も引っ張ったらいいのかなんのかよくわからないし。。。とりあえず境内を出てからは、途中の広場で御練をしたりしながら、港の御旅所までおりていくわけですが、ところどころで休憩も兼ねて唄が入り、唄に合わせてかけ声を掛け合う場面が。また、練りは神輿を前後の綱で引き合い、最後は前の綱が勝って広場の中を走り、高く神輿をかかげるということの繰り返し。おいらにはこれがきつかった〜!(特に、午後)
 その間、女性は神輿に賽銭を投げ入れ、神輿の下をくぐって戻る。担ぎ役の男性陣は入れ替わってしばしの休憩。11wは既にダウン気味。

 30分くらいかけて御旅所に着いた頃には、クタクタでございました。そして、午後の「帰り」はもう参加すまいと決心して、17家へと戻ったのでございます。 

ところが・・・




まだまだつづく




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コメント

沖の島日記。安心しておまかせできるね。
この感動を伝えるのって難しいけど、よみがえってきたよ。
本当にいい旅だった。

 次のエントリは「島の昼寝」です。掲載は明日午前。
昼寝している時の写真(ヒロコ新聞のとか)くれー
おいらもやるー

克明 臨場感溢れるレポ!
しかし、海が綺麗じゃのうぅ〜。
ブルーが目に優しい。

読めば読むほど行きたくなる
いかなそんじゃ!お祭りに参加できるなんてうらやましいじゃあありませんか。
いい写真ばっかりで和むよ。

ほんまにこの島はえい島で。心の底から、のんびりできた。
じゃけん、少しだけ普段より丁寧に描いております。

明日、残りの「島の昼寝」「島の闘い」「10月に泳ぐ」へと続く!
さらに大阪シリーズへ!
(あかん高知遺産トークの対応せな・・・!)

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