« 四国漫遊記-2【高知城から竹林寺まで】 | メイン | 四国漫遊記-4【地中美術館から南寺まで】 »

2005年04月05日

●四国漫遊記-3【イサムノグチから猪熊弦一郎まで】

4月5日。本日は7時前に起きて8時に高知を出発。目指すは牟礼の「イサムノグチ庭園美術館」。完全予約制で20名ずつの観覧というなんとも「美術館しからぬ美術館」だ。

 高知道の4車線化がほとんどの区間で終わったこともあって、高松まではわずか1時間の道のり。ずいぶん近くなったもんだ。9時半頃には美術館前に到着。ツアーは10時からでまだ余裕があるので、のんびり美術館の周りを回ってみる。

  あたりは牟礼の石工の家ばかりで、あちこちに大きな石が積まれ、ところどころで石工がノミを振るっている。まさに職人の街という感じで、美術館はその少し奥まったところにあった。10時からツアーがスタート。でも写真の撮影は作品、建物とも全て不可で、当然触れることも不可。著作権の保護、作品の保護の点からご了承をと念を押される。なんだかなあ。

 んで、入館。大きな石に囲まれた庭の中に、イサムノグチの彫刻群が並ぶ。しかし札幌のモエレ沼に行った時もそうだったけど、なんだかいまひとつ理解不能(泣) むしろ工房蔵にそのまま置かれた工具の数々や、札幌大通り公園に設置された滑り台の模型とかに興奮。作りかけの彫刻はなんだかよく分からない感じだった。

 一番良かったのは、イサム家の裏の高台にある公園のような空間。2,3の彫刻が置かれているだけで、あとは起伏差の激しい芝生の広場になっている。てっぺんからは牟礼の街や屋島が一望できて、もしツアーが「一時間」という限定ものでなければゆっくりしたい感じ。でも美人ツーリストは笑顔で「写真は申し訳ございません」という。なんだか欲求不満になってしまいそうだ。

イサムノグチ庭園美術館◆入館料 2000円

お昼はGajaでも紹介されていた「山田屋」で讃岐うどん。ホントは自分でネギを刻めるようなワイルド系讃岐うどんでも良かったけど、のんびり食べたいのでこちらへ。11時くらいに着いたのでお客さんもまばらで、売り物の庭園を眺めながらぶっかけうどんを食す。

お次はお約束の北浜AlleyUmieへ。はじめて海辺の席に座ってみる。数分おきに出航するフェリーを眺めながら珈琲を飲める特等席。少しテーブルは狭いけど、店内の他の客とかもあまり気にならないし、なかなかいい席だった。

西へ走って坂出・宵待草へ。SAVVYの四国特集に出ていて前から行きたかった店のひとつ。ここでホーローの洗面器?を1000円で購入。店主の方によると、ホーローを買っていく男子ははじめてとのこと。何に使うというわけではないが、子どもの頃からホーローの器は好きだったので、ついつい。

 夕方には丸亀・猪熊弦一郎美術館へ。猪熊は自分もS氏もこれまで何度も見に来ているので、常設はすっとばして企画展「風景遊歩」へ。期待は全くしていなかったのだが、さすが猪熊と唸らせられる内容。おいらが一番好きな作家である柳幸典(高知県立美術館には代表作ヒノマルイルミネーションがある)の「アントファーム」シリーズ(砂で作った国旗を生きた蟻が崩していく作品)にまず興奮。各国の国旗が浸食され、各国の国旗の色が他の国に混じっていく。面白いし、考えさせられる一品だ。  さらに会田誠。作品の中に誤字があったのは愛嬌としても、日本画家の作品とは思えない強烈な作品。そしてやなぎみわ。エレベーターガールの作品で、S氏によるとセットを作って撮影する大作なのだとか(最後に合成する)。  さらに、意外に小野博。はじめて見る人だったけど、写真に付けられた宣言文がとても良かった。高知遺産のテキストにそのまま使いたいくらい。高木正勝。昨日の晩11hwとS氏にこれでもかというくらいオススメされた映像作家。確かに気持ちよくて、ホールでは見ながらうとうと。

MIMOCA 「風景遊歩」◆3/13〜6/12(会期中無休)

 本日の泊まりは塩江温泉さぬき温泉。安かったのでここに決まり。ところが今日は温泉は8時までの日らしく、客はほとんどいないような感じ。露天風呂は貸し切り状態だけど、あまりにも人がいなくてなんだか落ち着かない。部屋はさすが5000円かなあという感じの狭い部屋で、携帯もどういうわけか入らない。しかも布団やタオルなどすべて一人分。あれ〜と思いながらも先に風呂を上がって部屋でのんびりしていたら、そこへ風呂から上がってきた間違える旅館の方が来室。部屋を間違えていたのだという。おいおい。

 新しく通された部屋はかなり広い部屋で、景色も前の部屋よりは良し。内風呂もユニットとはいえでかいし。だけど普通間違えるか〜? かなり笑えたが、むしろ「間違っていた」ことをきちんと伝えてくれる潔さに感心したし、妙に好感度がアップした。

 しかも火曜日はとにかく「お休みモード」らしく、館内のレストランは18時で終わっている。着いたのは7時前だったのでどっかメシ食えないかと聞くと他の旅館のレストランがたぶん開いているとのお返事。コンビニもオススメしてくれた。おいおい。でもこの潔さはやっぱり○かも。

 んで、コンビニまで走って酒と弁当を買い込み、お笑い番組見ながらゴロゴロと。まさか旅館でコンビニ弁当食うことがあるのかと思うとまた笑えた。

>>>イサムノグチ庭園美術館について、そうは思わない方はこちらをクリック

トラックバック

» 風景遊歩sight-cruising from ART遊覧
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で、風景をテーマにした展覧会を開催中です。 風景は、景 [Read More]

コメント

猪熊源一郎美術館行ったの?いいなー。
行きたい所なんだよー。
しかし、秘宝館といい、仏といい好きな場所
結構かぶってますな。
狭い高知で友人もかぶってましたしね。

猪熊はなんだかんだと年に一回はいきゆで。
展示室のベンチで寝てたこともあったりして。
基本的においらはどこでも寝れるようです(笑)
県立美術館はいまひとつ居心地が悪いので寝たことがありませんが。

それにしても確かに秘宝館、仏、漫画などなんかかぶってるなあ。友達も探ればどこかでつながりそうだし。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)