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2004年12月05日

●地震雲に翻弄される人々

最近「地震雲をみた」という人が異常に多い。

先月など、それぞれはまったく関係のない人たち3組から地震雲を見たという話を聞いた。1つはマンション内の友人、1つは飲み屋さんでのお隣さんの会話、一つは6年来の友人。そして、もう明日には南海地震が起こるぐらいの勢いであったということが共通していた。
2chの地震雲の板を見たら、毎日全国各地の「地震雲」情報が写真付きで掲載され、その中にもおそらくこれが3組の人々がみた地震雲だろうという写真もアップされていた。

いの町から撮影された地震雲といわれる雲(11/9)img20041109234939.jpg 1280x960 pixels

確かに気味の悪い雲。
高知上空は丁度飛行機の空路の交叉点で、飛行機もずっと空を見上げているとあちこちを飛んでいるのがわかるところだ。これは、たぶんそれらの飛行機が残した雲が崩れたものなんだと思われる。
確かに気味が悪い。新潟の地震の数週間後で、しかも新潟で地震雲が見られたということが大ニュースになったあとだったので、自分でもこれを見たら少し焦ったかも知れない。

ただ、こうした雲を見て騒ぐかどうかはまた別の話だ。
2ちゃんねる 地震板画像掲示板を見るとわかるが、どうみても飛行機雲とか、どうみてもただの雲としかいえないような雲まで「南関東で大地震」とか平気でタイトルをつけて煽られている。阪神大震災の直後も、暮らしていた京都では「○月○日に京都で地震が起こる」などとまことしやかに囁かれ、友人から避難した方がいいんじゃないかなんていう連絡まで回ってきた。
しかしこの秋の地震雲騒ぎは少し異常だ。全く関係のないところで少なくとも自分のまわりでは3組の人々が怖がっているのだから、地震に対する恐怖心は相当に高まっているということだろう。そう思っていたらこんな記事が。

地震雲みた、犬ほえた…問い合わせ増、専門家は「冷静に」 - asahi.com : 社会

地震雲みた、犬ほえた…問い合わせ増、専門家は「冷静に」
 「地震雲を見た」「直下型地震が首都で起きるのではないか」——気象庁や全国の地方気象台には、新潟県中越地震の後、こんな電話やメールが相次いでいる。「地震が多発している」との不安が背景にあるらしい。しかし、今年の地震数は決して多くはなく、専門家は「冷静に受け止めてほしい」と話している。 </blockquote>